オリーブオイルについて

オリーブオイルとは、オリーブの果肉を搾った果汁から作られるオイルです。その歴史は古く、6000年も前には存在していたといわれています。地中海を中心に、多くの人々に受け継がれ、長い歴史を経て、今も広く愛されています。オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は酸化しにくく、中でもエクストラバージンオリーブオイルにはビタミンやポリフェノールなどの天然の微量成分が含まれています。それゆえに、いろいろな生活習慣病の予防に効果があるといわれています。

オリーブオイルの種類

オリーブオイルは、IOC(国際オリーブオイル協会)が定めた基準により、細かく分類されています。

しかし食用オリーブオイルを敢えて大きく分類すると、「バージンオリーブオイル」と「それ以外のオリーブオイル」の2種類です。

バージンオリーブオイルとは

バージンオリーブオイルとはオリーブをつぶして搾ったオイルのうち、熱処理や化学処理を一切加えていない、低温圧搾法によるオイルを指します。その中でも、酸度が0.8%以下の最高品質のオイルのみがエキストラバージンオリーブオイルと名乗ることができます。

それ以外のオリーブオイルとは

「精製オリーブオイル」と「バージンオリーブオイル」を混ぜたものが、それ以外のオリーブオイルです。品質の低いバージンオリーブオイルを化学処理により脱臭・脱色したり、溶剤を使って搾りかすからオイルを抽出し「精製オリーブオイル」を作ります。

オイル図

本物のエキストラバージンオリーブオイルは、生のオリーブを低温圧搾で搾っただけの、純粋な「オリーブのジュース」です。フレッシュで生き生きしており、口に含むと青々とした香りが口いっぱいに広がります。オリーブの種類や、気候条件、収穫時期などにより、本当に様々な特徴があり、甘さ、辛さ、苦さの強さもそれぞれ異なります。香りにおいては、青いトマトやスパイス、柑橘、フルーツ、ハーブに例えられたりします。